シネマとキリスト教音楽
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映画「ドグマ」
年度末のあれこれやイースターもあり、久しぶりの更新になった。
途中まで観かけていた「ドグマ」を観終えた。何というか・・おバカでお下品な作品なのだけれど、笑いながら観るには面白かった。ただし敬虔なカトリック信者の方にはお薦め出来ません・・。...;(*_*;)ゞ
全世界的に教会では信者の数が減っていると言うけれど、この映画でもそれが始まりになっている。人が集まらないカトリック教会が一大企画&イベントで、刷新を図ると言う。ポップな枢機卿とイエス像に思わずにやり。「あんな枢機卿はいないよなぁ」という思いと「いたら面白いだろうなぁ」という思いが交錯した。
基本的に品がよくはないのだけれど、でも聖書をベースにキリストの末裔という女性べサニー(子どもが産めないために離婚されている)、預言者(ジェイ&サイレント・ボブ。彼らが主人公の続編もあるそう)、黒人の使徒、サルマ・ハエック演ずるミューズ、そしてメイン主人公の堕天使はベン・アフレック&マット・デイモン。二人の軽妙な会話ややり取りがこの映画のポイントだろう。はちゃめちゃコメディであるが、キリスト教の知識や信仰がある人にはそれなりに楽しめると思う。
音楽はほとんどがオリジナルでよく聞いていると何とオルガンまで使用して派手なオーケストレーションの曲なのだが、残念ながら耳や心に残るほどの印象はあまりなかった。これはサントラのみを聞けば、また感想も変わるのかもしれない。
アメリカではこの映画の上映中止運動も起きたそうだが、分かるような分からないような・・。個人的には、神がいわゆるホームレスの男性の身体を借りたり、女性になったりまたは性別がなかったり。そんなあたりはフェミニズム神学を押さえていて、そして黒人の使徒が出てくる点は黒人の神学を・・ふざけながらもしっかりと現代神学の流れは押さえていると思うのだけれど。あ、だから敬虔な教派の方には受け入れられないのでしょうか?
■関連サイト
by mt-musique
| 2005-04-02 14:03
| オリジナルサウンドトラック