シネマとキリスト教音楽


映画に登場する賛美歌やキリスト教音楽の紹介です。シネマには、キリスト教のテイストがいっぱいです☆
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観たい映画メモ

「ジェイン・エア」(1996) フランコ・ゼフィレッリ監督
 孤児院での礼拝とリードオルガン

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(2008独)

「つぐない」
 賛美歌『主の招く声が』 戦時下にて歌われる
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by mt-musique | 2011-02-23 12:21 | その他

真夏の夜の夢 ~メンデルスゾーンなど

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※2006年に書きましたが、未アップだったので掲載します♪

シェイクスピア原作、劇付随音楽ではメンデルスゾーンのものが最も知られていますが、英国バロック期のパーセルを始め複数の作曲家が作品化しています。

以前大学の講義で「結婚式の音楽」がテーマの時、今日録画したソフィ・マルソーやケヴィン・クラインが出ている版を紹介しながら見せたのですが、その時は吹き替えしかレンタルショップでは置いてありませんでした。今回は初めて字幕で観ました。

再鑑賞して驚いたのはメンデルスゾーンの有名どころはもちろん、ずいぶんオペラの曲が採用されているのです! これはまだオペラファンではなかった以前はあまり気づかなかったことです。ヴェルディの「椿姫」から『乾杯の歌』、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲、ドニゼッティの「愛の妙薬」などなど。

シェイクスピアは、やはり台詞が美しいですね。俳優人もどこかそれを意識した美しい発音になっています。声楽家波多野睦美さんのゼミや彼女の清涼感あふれる英語の発音を想い出しました。
妖精の女王タイタニアは大変美しく、役柄にぴったり。英国人が大好きだという妖精の世界もファンタジックに描かれています。

1999年の映画ですが、舞台はシェイクスピアの時代ではなくて19世紀イタリア。19世紀の衣装が魅惑的です。
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by mt-musique | 2009-10-26 14:40 | その他

ロベール・ブレッソン『少女ムシェット』

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あまりにも楽しみや喜びのない、少女ムシェットの物語。音楽のみに焦点を当てても、ほとんどBGMを用いていないのがかえって興味深い。淡々と事実のみが記録されているような映画である。
オープニングは彼女の短い一生を案ずるかのような、切なげな宗教曲。モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」であるらしい。そしてラストも静かに音楽が流れるが、他はほとんど登場しない。

エコール(学校)での音楽の時間。彼女の歌声は細くても美しいのに、先生も音楽も楽器も・・ムシェットの愉しみにはならない。「希望を持ちなさいとコロンは言う」という歌詞は、彼女の現実とはかけ離れてあまりにも悲しい。

フランス旅行中に何度か見かけた移動遊園地。ムシェットはそこでバンピングカーに乗ってはしゃぐ。唯一楽しそうなシーンかもしれない。そこでの喧噪的な音楽で、我に返った。1967年の映画なので、確かに音楽もその時代のもの。ムシェットは遥か昔の悲しい少女の話ではなかった・・。

ムシェットと聖母マリアが、どこか重なる。森で出会った密猟者に、彼女は小屋で歌を歌ってあげる。「希望を持ちなさいとコロンは言う」・・それはララバイ(子守歌)にも聞こえる。
そんな彼に後には乱暴されてしまって、帰宅後に涙ぐみながら赤ん坊の弟にミルクをあげるシーンは、まるでマリアかピエタ(哀しみの聖母)のようだ。
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by mt-musique | 2009-09-22 00:12 | その他

ルイス・ブニュエル『ビリディアナ』

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ルイス・ブニュエル監督作品を初めて観た。どちらかというと、個人的には好きな部類に入るかもしれない。
最初はよかった。修道院で誓願間近のカトリーヌ・ドヌーヴにも似た美しい女性ビリディアナ。リードオルガンでバッハのゴルトベルク変奏曲のアリアを奏でる伯父。その二人の関係は、ある出来事によってこの世的には破綻してしまう。

最後まで見終えたらハッピーエンドではないし、むしろ最初の「聖」やキリスト教的なモチーフが覆って「俗」になりパロディ化されてさえもいる。しかし何故か嫌いにはなれないこの思いは何なのだろう。

自らがブルジョアジーでありながらもブルジョア階級を批判的な視点から描くブニュエル。キリスト教への批判も多く含まれているのだが、それはキリスト教界にどっぷりつかりつつもそのままでよいとは思っていない私個人の思いと、どこかつながったのかもしれない。まだ数作品は鑑賞してみたい。
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by mt-musique | 2009-09-20 00:16 | その他

Ministry第2号へ寄稿

キリスト新聞社から春に創刊されました、牧師のためのMinistryという雑誌があります。
そこへ短い文章ですが、こちらの「シネマとキリスト教音楽」のブログを見てくださったようで原稿依頼があって書かせていただきました。

こちらのブログで、PDFファイルをご覧になれます。
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by mt-musique | 2009-07-11 17:45 | その他

映画「バーバー吉野」 ヘンデル『ハレルヤ』ほか

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もたいまさこ主演のコミカルな邦画である。それほど予算がかかっているようでもなく(雰囲気としては『サトラレ』にも通ずるものがあるが、スケールとしてはあちらの方が大きい)、笑える作品なのにある視点をしっかり持ちつつ観るとなかなかに意義深い。最近映画を観てもあまりはずれはないのだが、これは文句なしのヒット!
ある街の少年たちは、みな同じ髪型「吉野刈り」。カットは全て昔ながらの理髪店バーバー吉野。それまでは平和でのどかな街に、東京からの転校生が来たことで街は一変する。小学生のイケメン坂上くん。彼はどうしても「吉野刈りはイヤだ」と抵抗するのだが・・。

ローカルの秩序や伝統と、それに伴う排他性。例えばそれは異性愛/同性愛、シングル/カップル、男性/女性、キリスト者/非キリスト者・・など自分に関心のあるテーマとからめるとなお映画の面白さが増すだろう。

音楽もきらりと光っている。オープニングはヘンデルの「ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)」、「ハレルヤ」も登場。この画像は吉野刈りの少年たちが「ハレルヤ」を歌っているシーン。
基本的にクラシック曲がさり気なく使われているが、アレンジはヨーロピアン・クラシカルではなく日本的なテイストなのがなおよい。古きよき日本の風景が目に美しく、小学生時代の甘酸っぱい想い出もよみがえる。

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by mt-musique | 2006-03-24 16:04 | その他

映画「アメリ」 バーバー『アダージオ』

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今頃?と思われるかもしれないが、アメリをようやく鑑賞した。「きっと好きですよ」と友人に勧められながら、なかなか機会がなかったのだが、先日銀座でミヒャエル・ゾーヴァ展に行くことが出来て「今観ないでどうする~」というノリ。ちょうどよくスカパー!で放映されたのだ。

キュートでポップなのだけれど、不思議な映画だった。軽やかに流れるアコーディオンの音色は耳に心地よく、まるでパリに吹き抜ける風のようだ。リードオルガンでは弾けないかなぁ。今度楽譜を探してみよう♪
アメリのキャラクターは、最近で言うとのだめちゃんとMr.ビーンのよいところを合わせたような・・不思議ちゃん。とてもキュートなのに、自分の魅力にはまだまだ気づいていない。
フランスにはフランス風マニアやオタクも多いのだろうか? そう言えばアニメファンが多いとよく聞く。TGV(フランスの特急電車)でもアニメ雑誌を食い入るように見つめる男性や、アニメの話題を持ちかけてきた学生もいたっけ。アメリが好きになった彼も、さすが彼女のお眼鏡にかなっただけはあって不思議くん。

パリの日常と、そしてあまり難しい会話は登場しないので、ちょっとしたフランス語の聞き取り練習にもなった。と言ってもごくごく簡単な単語や会話ぐらいしか聞き取れないのだけれど・・。
舞台はモンマルトル界隈。サクレクール寺院からの風景が美しい。パリは3度も訪ねたのに、モンマルトルはまだ訪れていない。一人旅か友人と二人なので、スリ等が怖くて微妙に観光地は避けているのだ。

驚いたのは、アメリの寝室のシーンで(ここで、ゾーヴァの絵画や電気スタンドが登場)流れていたのは、バーバーの「弦楽のためのアダージオ」だったのだ! 映画「プラトーン」のテーマ曲としても知られる、20世紀アメリカの作曲家の作品。またバーバーは、無伴奏の合唱曲も大変美しい。シェーンベルクやグレツキなどのアカペラ作品と共に収録されたこちらのディスクもお薦め。

監督のジャン・ピエール・ジュネは、「ロスト・チュルドレン」や「エイリアン4」も撮っているが、そう言えばアメリとエイリアン4のウィノナ・ライダーは雰囲気が似ている。
アメリはよかったけれど、個人的にはロスト・チュルドレンがより好みかな。
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by mt-musique | 2006-03-05 21:58 | その他

ソフィーの選択

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Alan J. Pakula アラン・J・パクラ(1982)
Meryl Streep メリル・ストリープ(Sophie_Zawistowska)
Kevin Kline ケヴィン・クライン(Nathan_Landau)
Peter MacNicol ピーター・マクニコル(Stingo)

恐らく名作の1つであると言えるのに、今まで何故か一度も観たことがなかった。とにかくメリル・ストリープが美しい。それに反して強制収容所での囚人生活の様子は、彼女の面影がほとんどないままに変わり果て演技とはいえ素晴らしい。
視点は主人公のアメリカ青年スティンゴであるようで、実は全編ソフィーの視点なのかもしれない。強制収容所のシーンもどこか女性的な視点で描かれていて、(ルドルフ・ヘスが登場しているのに)他の映画作品のようなパンチはあまりない。もっとも私には分かりかねるが、特にナチスドイツや戦時下を描く時、時代的な描き方や手法の変遷のようなものもあるのだろう。最近のポーランドが舞台の戦時下の作品を観るとき、以前よりもさらに踏み込んで書かれていることが多いように思う。

音楽は、残念ながらこのブログのテーマのキリスト教音楽はほとんど登場しない。初めの頃にピアノ曲が数曲流れているが、それらはどこかポーランド出身のショパンを思い起こさせ、雰囲気によく合っていた。いちばん印象に残った音楽はベートーヴェンの第9シンフォニーを聴きながらネイサンが自分で指揮のポーズを取るシーン。

主人公はポーランドからアメリカに渡ったソフィー(メリル・ストリープ)、ソフィーの恋人でユダヤ人のネイサン、そして二人の親友になりアメリカ南部出身のスティンゴ。この3人は非常に役柄にはまっている。他はアウシュヴィッツ強制収容所のシーン以外はほとんどこの3人が中心に描かれている。ソフィーの美しさの影に隠れた戦時下の悲劇と現在の苦悩、それがある故にどこかクレイジーなネイサンに惹かれ最期まで離れられない様子が哀しくも美しく描かれている。

個人的には複数の言語が登場するので興味深かった。英語、ポーランド語、ドイツ語・・など。ソフィーはポーランドでは「ゾーシャ」と呼ばれるようだが、英語読みの「ソフィー」とは聞いたニュアンスもまた違う。
ソフィーとネイサンは英国のディケンズならぬアメリカの詩人エミリ・ディキンソンの詩集がきっかけで互いの思いを通わせ合うようになるが、母国語で互いに朗読するシーンが静かで印象深い。米語で・・ポーランド語で。それは例えば戦時下の日本やドイツや他の国々が、「侵略」していった国に自分たちの言語を強制していたのとはまったく対極にある。
きっと「平和」はこのようにささやかな日常からゆっくりと作り出されていくのだ。多様な言語や文化を認め、知っていくことで「自分だけが全てではない」と新たに気づかされていくことが私たちには常に必要なのかもしれない。

The Bustle in a House
The Morning after Death
Is solemnest of industries
Enacted upon Earth―
The Sweeping up the Heart
And putting Love away
We shall not want to use again
Until Eternity.
死んだ朝の 家のざわめきは
地上で演じられる 厳粛な儀式―
心を掃き清め 愛をしまっておく
もう二度と取り出すことのないように 永遠に。
The Poems of Emily Dickinson(1955)-Thomas H. Johnson 編集-より
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by mt-musique | 2006-01-17 10:57 | その他

映画「マリー・アントワネットの首飾り」 モーツァルト、ヘンデル他

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以前中古ビデオを購入したのですが、スカパー!で放映されたので久しぶりに観ました。名作と言うほどではないですが、フランス革命を目前に控えた頃、王権が揺らいでいるフランスの様子を垣間見ることが出来ます。

首飾り事件」とは歴史上、実際にあったものだそうです。池田理代子著のコミック「ヴェルサイユのばら」でも描かれていましたっけ。王妃マリー・アントワネットと周辺の権力者を襲う事件・・。それはフランス革命の遠因にもなったそうです。

音楽史で言うと、時代はまさにバロック・・いえヴェルサイユ楽派やロココ美術が盛んな頃。映画では「王は踊る」でリュリやルイ14世も描かれていましたよね。
舞台は華やかなヴェルサイユやアントワネットを扱っているので、美しい音楽があちこちにちりばめられています。印象に残っているのは、モーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」(『アレルヤ』が最も有名)とヘンデルの「メサイア」から『And the Glory』です。この作品は音楽も豪華なはずなのに、あまり印象が強くないのです・・。何故でしょう? でもさりげなくオルガンやチェンバロの音色が多用されていました。
俳優では、何と「戦場のピアニスト」で主役を演じたエイドリアン・ブロディが、主人公ジャンヌのダメな夫役を好演。ジゴロのレトー役を演じたサイモン・ベイカ-も、ウィンクがチャーミングでジゴロの雰囲気がよく出ていました。アントワネットも、フランスにすっかり慣れ親しんだ様子が自然ににじんでいます。ルイ16世は少しりりしすぎるかも・・(笑)。

この映画が残念な点は、台詞がフランス語ではないことと、主人公のジャンヌ(ヒラリー・スワンク)があまりヨーロッパらしくない顔立ちだったことでしょうか・・。「オペラ座の怪人」の最新版映画のクリスティーヌも、美しいけれどあまりフランスらしさは漂ってきませんよね。
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by mt-musique | 2005-07-07 00:38 | その他

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