シネマとキリスト教音楽


映画に登場する賛美歌やキリスト教音楽の紹介です。シネマには、キリスト教のテイストがいっぱいです☆
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映画「さよなら、子どもたち」

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日本の敗戦記念日にあたる8/15、久しぶりにルイ・マル監督の「さよなら、子どもたち」を観た。以前はフランス語はまったく分からない頃に観たのだが、片言でも単語が分かる今改めて再鑑賞出来たことに感謝だった。 そう言えばこの映画は、過去に友人ブルーノさんが紹介してくださったのかもしれない。

映画監督ロマン・ポランスキーが自身や家族のホロコーストや強烈な戦争下での差別体験と重ねて「戦場のピアニスト」を映画化したように、この作品もルイ・マル監督の自伝的要素が強いと言われている。
戦時下のカトリックの寄宿制学校に、ある日転校生がやってくる。彼は後に分かるがユダヤ人であった・・。

戦争の悲惨さをとても淡々と、そして残虐なシーンはほとんどないままに綴られている。描かれている日常は美しくさえあり、子どもたちはどんな時も元気でやんちゃ。そのあたりは「ぼくの神さま」にも通ずるものがある。

このストーリーは実話をベースにしていて、実際ユダヤ人少年をかくまったレジスタンスとも言える校長(修道士)は後に密告によりとらえられ、子どもたちと共に収容所で命を落とす・・。



戦時下での狂気とそれに対する勇気・希望は、重なる点が多いと思えてならない。「戦場のピアニスト」の原作者の著書も今読んでいるのだが、読んで間もなくにシュピルマン氏はコルチャック先生の偉大さに触れていた。
そう、自身は有名であったために助かることが出来たのに、ユダヤ人の孤児たちと共に尊い命をやはり収容所で落とさざるを得なかったコルチャック先生。彼の理論と実践は「子どもの権利条約」にもつながるものがあると言われている。

ジュリアンと兄が久しぶりに会えたママと、そして家族が来られないので誘ったユダヤ人ボネとレストランで食事をするシーン。
突然フランス軍の身分証明書検査が入り、紳士の一人はユダヤ人であった。しかしその彼を「20年来のお客さまですから・・」と行って断らないレストラン側。 「もうその辺でいいだろう」と仲裁するドイツ兵。ジュリアンの母は「ドイツ人にもいい人はいるのね」と語る。
このあたりは「戦場のピアニスト」のシュピルマン氏が自分の子どもたちに「決して国や民族や人種で人を判断してはいけないよ。ドイツ人でもいい人もいたし、悪い人もいたんだ。それはポーランド人やユダヤ人も同じだった。」と語って聞かせたという著書の話と重なって心に残った。

このブログのテーマとからめると、空襲時にこっそり少年二人がピアノでジャズを演奏する様子は微笑ましいが、実は音楽のシーンは少ない。
聖堂で足踏みオルガン(フランスなので、恐らくハルモニウム?)を用いて「主よみもとに」の練習をするシーンがある。ほんの一瞬なのだが、先日fu-gaさんが教えてくださった「カトリック聖歌にも入っていますよ」という話題ともリンクして、何だか嬉しい発見だった。
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by mt-musique | 2005-08-18 14:49 | Hymn(賛美歌)

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