シネマとキリスト教音楽
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愛のイエントル
スカパー!で見かけたときに、設定に驚きしかもMusical! 改めて鑑賞した。
舞台は20世紀初頭の東欧ユダヤ人社会。家事よりも学ぶことが大好きな女性イエントルは、周囲には内緒で愛する父にタルムード(ユダヤ教の教え)を教わっていた。
当時のユダヤ人社会は特に役割分業がはっきりとしている。女性が学ぶなんてとんでもない。愛する父を天国へ送ったイエントルは、なんと男装して男として大学で学ぶのだった・・。
オープニングは、まるで「屋根の上のヴァイオリン弾き」を思い起こさせるような典型的なユダヤ人社会。主要な登場人物はそれほど多くはないが、男装したイエントル(=アンシェル)はボーイッシュでチャーミングだし、友人で後にイエントルが恋をするアビグドゥも知的さとセクシーさを併せ持ってとても魅力的。
音楽はミシェル・ルグラン。強いインパクトを持つ曲はあまりないけれど、全体的に美しく自然に音楽が流れている。ユダヤ人社会の様子もかいま見られるユニークな作品。イエントルを演ずるバーブラ・ストライサンドの歌唱力、特にラストは素晴らしい。
VHSしかないのがとても残念。
by mt-musique
| 2011-04-17 22:54
| Musical